釧路にもようやく春が訪れ、心躍る季節になってきました。

しかしながら、食品をはじめ、さまざまなものの値段がじわじわと上がり続けています。備蓄米が出回っているはずのコメの価格も、ほとんど変わっていないような・・・なんともお寒い限りです。
 

一方、医療保険でまかなわれる医薬品の値段＝薬価は、改定されるたびに切り下げられ、安くなる傾向にあります。「安くなるなら薬代も下がるから、いいだろう」という具合にもならず、コストが上がって収益の少ない薬はメーカーが製造を手控えるのか、たびたび品薄になることも。（※製造中止になった薬さえあります）

薬が処方されたのに、いざ調剤しようとしても在庫がない・・・という事態が何度も発生しています。
 
 

薬や食品は、健康にくらしていくために欠かせないもの。

そして、家事や育児・看護・介護といったケア労働は、生活全般を支えるもの。
 

５月１日の夕刻におこなわれた釧路のメーデー。集会ののち、プラカードに「いのちだいじに」「ケアをまもろう」のスローガンを掲げ、パレードをおこないました。
 

生活必需品の値段を下げて家計を温めるとともに、薬価など診療報酬・介護報酬を上げてほしい、と切に願います。
 
 

（廃棄物と１００均の製品を材料にして作りました）
 

（薬剤師：岡部 正史）